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​アルゴン(Ar)

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【性質】

物理的性質 (1).png
物理的性質 (1)のコピー.png

(1)無色・無味・無臭であり、常温常態では気体である。

​(2)単原子分子であり、極めて不活発で化合物をつくらない。

(3)アルゴンは無毒であるが、雰囲気中のアルゴン濃度が高くなれば酸素欠乏症

   (酸素分18%以下)を起こすので注意を要する。

【製造方法】

空気の液化分離装置により製造された液化アルゴンが利用される。

​ボンベに充填されたアルゴンガスは、液化アルゴンを気化させて、ボンベ詰めしたものである。また、液化アルゴン貯槽(CE)に貯蔵されている液化アルゴンを蒸発気化させて、気体アルゴンが製造される。

【用  途】

・電球封入用

・シリコン単結晶製造用

・アルゴン溶接

・ネオンサイン

・金属精錬

・雰囲気ガス

・ガスクロマトグラフのキャリーガス

​・製鋼用

【ガス漏れに対する措置】

(1)容器バルブ取付部からの漏洩

   容器バルブの取付部からの漏洩を増締めによって止めようとしてはならな

    い。アルゴンガスを廃棄した後、容器を販売業者に引渡し修理する。

(2)安全弁が作動して大量のガスが噴出した場合

   酸欠防止に注意を払い、アルゴンガスが噴出してしまうまで放置しておいて

   よい。

(3)容器バルブからの漏洩

   ①グランド部からの漏洩

     消費中でバルブが開いている時に起こる。バルブを閉めればグランド部か

    らの漏洩は止まるが、消費に支障があるので、バルブを閉めてグランドナ

     ットの増締めを行う。ガスが止まらない時は容器を販売業者に引渡す。

   ②充填口からの漏洩

    シートパッキンの不良によることが多い。バルブを締めなおせば止まる場

    合がある。止まらない場合には、ガスを廃棄して容器を販売業者に引渡し

     修理する。

    ③安全弁からの漏洩

     安全弁用ナットを増締めする。ガス漏れが止まらない場合には、ガスを廃

    棄して容器を販売業者に引渡し修理する。

【火災発生時の措置】

​火災が発生し延焼の恐れがある時は、容器を安全な場所へ速やかに搬出する。容器を安全な場所へ搬出することができない場合は、容器に多量の水を注水して冷却する。

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