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CPAPについて

 睡眠時無呼吸症候群とは

 睡眠時無呼吸症候群とは、Sleep Apnea Syndromeを省略しSAS(サス)と呼ばれる疾患です。主な特徴として、睡眠中の呼吸停止、低呼吸、いびきなどが挙げられます。この疾患により日中の集中力低下・眠気は勿論ですが、脳梗塞、糖尿病、心不全、不整脈、肥満などのリスクが増加する可能性があります。

 SASの主な原因として、肥満やアデノイド、遺伝的な要因など様々な原因が考えられますが、医学の発展と共に研究も進み「太っているから」「高齢だから」などとは関係なく、誰にでも起こりうる、もしくは既にそういった病態である可能性が分かっています。

 睡眠時無呼吸症候群の検査について

 SASの重症度を測る指標として無呼吸低呼吸指数:Apnea Hypopnea Index(AHI)と呼ばれる指数があります。これは「睡眠中1時間あたりに何回の無呼吸もしくは低呼吸が発生していたか」を意味します。このスコアは個人の睡眠時無呼吸のレベルを示し、必要なSAS治療の種類の判断材料となります。代替指標である呼吸障害指数:Respiratory Disturbance Index(RDI)が使用されることもありますがこのスコアには無呼吸と低呼吸だけでなく他の呼吸異常も含まれてしまうため、閉塞性睡眠時無呼吸症候群:Obstructive Sleep Apnea(OSA)の重症度の診断が困難になる場合があります。通常は、主治医が患者の訴え・症状からSASの疑いがあると推測し、SASの簡易検査を提案します。簡易検査の診療報酬点数は720点です(令和5年時点)。

HP CPAP導入の流れ(在宅検査).png

 検査装置は自宅で患者自身で簡単に装着する事が可能です。お鼻のカニューラはフローを、指先のSPO2センサーは血中の酸素濃度を、胸部に巻きつけるベルトは呼吸時の胸の動きを、胸部前面の装置本体は睡眠中の体位を測定します。これら測定項目から検査後解析を実施しAHIを割り出します。この簡易検査の結果を考慮し、より精密な検査を行う事も可能です。精密検査の診療報酬点数は3,570点です(令和5年時点)。

HP CPAP導入の流れ(在宅検査).png

 これまでの精密検査(PSG検査)では、検査可能な医療機関へ患者は一泊入院する必要がありました。特に、装置の装着、取扱いを熟知した医療スタッフ(検査技師や看護師など)が様々なセンサーを装着し検査開始までケースによっては1時間程の時間を要していました。しかし現在ではセンサーの数も簡素化され装着も簡便になった事により、SASの診断に特化した装置であれば患者様ご自身で装着し使用できる様になっています。お鼻のカニューラはフローを、指先のSPO2センサーは血中の酸素濃度を、胸部、腹部に巻きつけるベルトは呼吸時の胸、腹の動きを、頭部に被るヘッドバンドは脳波、眼球運動、頭の向き、動き、いびきを、顎に装着するセンサーは頤筋電を測定します。これら測定項目から検査後解析を実施しAHIを割り出します。

 SASのCPAP治療に関して

 SASの治療法として代表的なものに持続陽圧治療装置、continuous positive airway pressureを省略しCPAP(シーパップ)と呼ばれる装置を用いた治療があります。鼻もしくは口鼻を覆うマスクを装着しCPAP装置から送り込まれる空気を変動させ無呼吸や低呼吸が起こる気道を開存させます。CPAPの患者負担は3割の場合、1カ月あたり4,050円(令和5年現在)です。毎月(諸条件を満たせば2もしくは3ヵ月毎可)外来を受診し、遠隔通信データもしくはSDカード等のデバイスからCPAPの使用状況、AHIの残存、マスクのリーク(漏れ)等の情報を基に診察を行います。

 このCPAPは、誰もが使用出来る装置ではなく適応基準があります。第一段階である簡易検査でAHIが40回以上であればこの時点でCPAP適応となりますが40回以下であれば第二段階である精密検査を行う必要があります。この精密検査で20回以上のAHIがあればCPAPの適応となります。

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 CPAP装置・使用するマスクは各メーカーによって特色があります。弊社ではS.Box(Sefam)、DreamStation(Phillips)、AirSense(ResMed)といった代表的な機種をはじめ、様々なメーカーの装置、マスクを取り扱っております。そのため、患者様にあわせた機種の選定や、複数機種の窓口の一元化も可能です。ご不明点等ございましたらお気軽にご相談下さい。

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